炎馬:ラヴェルはデビューから2戦2勝でアルテミスステークスを制した実力馬。そのアルテミスステークスでは、あのリバティアイランドを負かしての重賞制覇。非常に価値の高い勝利でした。
翌年のクラシック、オークスでは4着。先行勢には厳しい展開でしたが、道中3番手追走から直線で一旦先頭に立つ見せ場を作りました。差しや追い込み勢が上位を占める中、果敢に先行して掲示板を確保したのは、着順以上に評価できる内容でした。
前走の中山牝馬ステークスでは11着と振るわなかったものの、4コーナーで前に進路がなくブレーキをかける場面がありました。直線でも進路を変えながらの追い上げで、力を出し切れなかったことが敗因です。
重賞での好走実績があるラヴェルにとって、前走の結果だけで評価を下げるのは早計でしょう。スムーズに走れれば、変わり身を見せる可能性は十分にあります。
重賞でも通用する能力を証明してきたラヴェル。期待がかかりますね。