
南田調教師が「若手騎手のチャンスが減っている。地方競馬のように中央でも1日8鞍制限を導入してはどうか」と提言していたけど、言いたいことは分かる一方で、正直それで解決するのかは疑問が残る。
個人的には、騎乗数を制限するよりもヤング限定戦を増やした方が、よほど実戦的な経験を積めると思う。
いくら表面上の騎乗数を調整しても、ベテランと同席している限り、どうしても忖度や上下関係への気遣いが発動する。そうなると、若手は思い切った競馬もできず、結果的に学べるものも少なくなってしまう。
「乗せてやらないと育たない」という理屈は確かに正しい。ただ、その一方で「進んで下手な騎手を乗せろ」と言われるのも、現場からすれば違和感があるのも事実だろう。勝負の世界である以上、結果を出せない騎手が後回しにされるのは、ある意味では自然な流れでもある。
結局この世界は、コネがないと実力をつけるための経験すら積みにくい構造になっている。そう考えると、若手騎手が伸び悩むのも無理はないし、気の毒だとも思う。
制度をいじるなら、形だけの平等ではなく、若手が遠慮せずに競馬を覚えられる環境をどう作るか。そこを本気で考えないと、根本的な解決にはならない気がする。





