黒馬: ねえ、最近のゲーム業界の話、聞いた？サイゲームスとコナミの間で大問題が起きてるんだってさ。
雷馬: え、それって何があったの？詳しく教えて！
黒馬: サイゲームスっていうゲーム会社が提供しているスマホゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』について、コナミデジタルエンタテインメントが東京地方裁判所に訴訟を起こしたんだって。ゲームファンや業界関係者の間にはすごい衝撃が走ってるみたいだよ。
雷馬: えっ、なんで訴訟を起こしたの？何が問題なの？
黒馬: コナミは、ウマ娘が自社の特許権を侵害していると主張しているんだ。具体的には、ウマ娘の育成システムやゲームのプログラムが、彼らが保有している特許権と似ていると言ってるんだよ。
雷馬: なるほど、具体的にはどんな点が問題なの？
黒馬: 例えば、コナミは自社の特許権に基づいて、主人公キャラクターのパラメータを変更したり育成したりするシステムに関して特許を持っているんだって。それとウマ娘のシナリオに沿ってトレーニングして能力を引き上げる部分や、育成を終えたキャラクターを他のプレーヤーと対戦させるゲーム内レースの要素も似ていると主張しているんだよ。
雷馬: なるほど、似たような要素があるんだね。それ以外にも何か指摘されてる？
黒馬: 他にもウマ娘では、育成中のキャラクターを特定の条件を持つ別のキャラクターと一緒に練習させると、特定のパラメータが上昇する「サポート効果」という仕組みがあるんだけど、それも特許権侵害だと指摘されてるんだよ。
雷馬: なるほど、コナミはウマ娘が特許権を侵害していると主張してるんだね。サイゲームス側はどう反論してるの？
黒馬: サイゲームス側は「特許権を侵害していない」と反論しているんだ。彼らは今後もウマ娘のサービスを提供し続けるつもりだって言ってるよ。ただし、訴訟は3月末に提起されたけど、まだ第1回口頭弁論が行われていないから、今後の展開は予測できないんだ。
雷馬: なるほど、まだ訴訟の行方がわからないんだね。でも、サイゲームスにとってゲーム事業はとても重要な収益源なんだよね？
黒馬: そうなんだ。サイバーエージェントグループにとってゲーム事業は広告事業よりも収益が多いんだって。ウマ娘はまだピークは過ぎたけど、ゲーム事業の中核であり、撤退すると大幅な業績悪化を招く可能性があるんだよ。
雷馬: それは大変だね。サイゲームスは現在かなりの資金を持っているってことだけど、もしも損害賠償が膨らんでしまったらどうなるんだろう？
黒馬: 現預金が1800億円以上あるって言われているから、100億円の損害賠償でも致命的な打撃にはならないと思われるよ。ただし、ゲーム事業が収益の大部分を占めているから、その運営が停止されるとなると、経営には大きな影響が出るだろうね。
雷馬: なるほど、ゲーム事業は重要な収益源だから、この訴訟の結果はサイゲームスにとって大きな意味を持つんだね。今後の展開が気になるな。
黒馬: そうだね、訴訟の結果次第ではゲーム業界全体にも影響が及ぶかもしれないから、注目だよね。どちらが勝訴するのか、今後の動向に目を離せないね。
