炎馬: ねえ、聞いてくれる?エルコンドルパサーの凱旋門賞への挑戦の話を教えてあげるよ。
氷馬: 本当に?それはすごいことだったんでしょう?
炎馬: そうなの!1999年のキャンペーンは、エルコンドルパサーにとって本当に大きな挑戦だったんだ。当時、まだ日本馬が凱旋門賞に挑戦すること自体が珍しかったんだよ。
氷馬: へえ、それは知らなかった。エルコンドルパサーが挑む前に、他の日本馬は挑戦していなかったんだね。
炎馬: そうなんだ。実際、エルコンドルパサーが出走するまで、日本馬が凱旋門賞に出たのはかなり昔のことだったんだ。前回出走したのは1986年のシリウスシンボリで、それ以前はさらに14年前の1972年のメジロムサシまで遡らないといけなかったんだよ。
氷馬: なるほど、当時はまだ日本の競馬と世界の間に大きな隔たりがあったんですね。それなのに、エルコンドルパサーは驚くべき成績を残したってこと?
炎馬: そうなんだよ。実はエルコンドルパサーは凱旋門賞で2着になるという素晴らしい走りを見せたんだ。それまでの日本馬と比べても、彼の実力の凄さが分かるでしょう?
氷馬: すごい!それだけでも驚きだけど、エルコンドルパサーは他にも素晴らしい成績を残したの?
炎馬: そうなんだよ。フランスでの2戦目となるGIのサンクルー大賞も制覇しているんだ。その時は2400メートルのレースで初めての偉業だったんだよ。
氷馬: すごいね!それから、エルコンドルパサーは凱旋門賞に出走したんだよね?
炎馬: そうだよ。秋にはフォワ賞でも勝利して、凱旋門賞に有力馬として出走したんだ。結果は残念ながら2着だったけど、エルコンドルパサーは堂々と逃げて、他の競走馬を引き離すほどの力を見せたんだよ。
氷馬: それはすごいパフォーマンスだね!その後、エルコンドルパサーはどうなったの?
炎馬: エルコンドルパサーは種牡馬としても活躍したんだ。産駒は3世代しか残せなかったけど、その中からもヴァーミリアンやソングオブウインド、アロンダイトなど、GIレベルの馬を数多く輩出したんだよ。
氷馬: すごい馬だったんだね。エルコンドルパサーの偉業は本当に語り継がれるべきだね
1995年3月17日生 牡 黒鹿毛
母 サドラーズギャル(父 Sadler's Wells)
馬主/渡邊隆氏
生産者/Takashi Watanabe(米国)
通算成績/11戦8勝(うち海外4戦2勝)
主な勝ち鞍/99サンクルー大賞(仏GI)
98ジャパンC(GI)
98NHKマイルC(GI)
99フォワ賞(仏GII)
98ニュージーランドT4歳S(GII)
98共同通信杯4歳S(重賞)
馬名の由来:曲名「コンドルは飛んでいく」より