
名手・武豊騎手が、近年の異常な暑さに対し「パドックの時間を短縮すべきではないか」と発言。愛馬の健康を第一に考えるコメントに、多くのファンや関係者が共感を寄せています。
実際、パドックの前段階である装鞍所でも馬はすでにウォーミングアップを済ませています。そのうえで、再度5分以上も炎天下で周回を続ける現在のスタイルは、本当に必要なのか――。
特に日本では、こうした長時間のパドック周回が常態化していますが、海外ではパドックの在り方が異なります。たとえば欧米では、レース10分前にパドックへ登場し、軽い運動を済ませてから本番に向かうスタイルが一般的です。
また、「ミストを出しているから大丈夫」という声もありますが、直射日光を浴びながらのミストは、逆に蒸し暑さを助長している可能性もあります。
せめて断熱性能の高い屋根の整備など、具体的な暑熱対策が求められる時代に来ているのではないでしょうか。
馬の体調と安全を守るためにも、「伝統」や「慣例」だけに縛られない柔軟な運営が必要だと、あらためて考えさせられる発言でした。