
岡田牧雄が「フォーエバーヤングは芝馬。凱旋門賞に行ったら勝てる」なんて発言していたけど、正直かなり無責任だなと思った。いかにも評論家的というか、他人の馬だからこそ言える言葉だよなあ、という印象が強い。
この人って、極端な言い方をすれば「芝で走らせて大敗して種牡馬価値が下がっても別にいい」くらいの感覚は普通に思ってそうなんだよね。
実際、自分の馬じゃないからこそ、夢のある話を大きく語れるわけで、もしこれが自分の所有馬だったら、凱旋門賞に行かせる判断を本気でするかと言われたら、絶対にしないと思う。
フォーエバーヤングの適性を冷静に見ても、あの馬は瞬発力で切れるタイプじゃない。持続力やパワーで押し切る競馬が武器であって、ロンシャンの芝で求められる一瞬のキレ勝負とは明らかにズレている。
実際に出走したら、夢を見る前に現実を突きつけられて大惨敗、という可能性の方がよほど高いと思う。
もちろん、もし万が一、BCクラシックと凱旋門賞を両方勝つなんてことが起きたら、それはもう日本競馬どころか世界競馬史に残る歴史的名馬だ。
そんな馬が出てきたらワクワクしないわけがない。でも、それはあくまで理想論であって、現実的な選択肢かと言われると話は別だ。
夢を語るのは簡単だけど、馬のキャリアや価値、そしてリスクまで含めて考えるなら、軽々しく「行けば勝てる」なんて言葉は出てこないはず。そういう意味で、この発言にはどうしても引っかかるものがある。