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「名馬紹介」シャドールの怪物ナリタブライアン

炎馬: ねえ、ナリタブライアンって言ったら、阪神大賞典を2回も勝ったんだって知ってる?

氷馬: うん、指摘されているのは、マヤノトップガンとのマッチレースを制した2回目の勝利のことなんだって。そのレースはすごく大接戦だったみたい。

 

炎馬: でも、マヤノトップガン田原成貴騎手は後で「あれは名勝負でもなんでもない」と言っていたんだよ。きっとナリタブライアンが全盛期だったら、自分の馬には問題なかったってことなのかな。

 

氷馬: ナリタブライアンは3歳の時に三冠と有馬記念を制覇して、4歳の最初のレースである阪神大賞典も圧勝したんだよ。でもその後、股関節の故障で長い間休養しちゃって、秋に復帰したけど天皇賞・秋有馬記念では勝てなかったんだよ。2回目の阪神大賞典でようやく復活したけど、前回の圧勝とは程遠く、まだまだ復活は進んでいないって感じさせる結果だったんだ。

 

炎馬: なるほど。だから、彼女の見立ての中で「ナリタブライアンに名勝負なし」というのは今でも正しいと思っているんだね。

 

氷馬: そうなんだ。彼女は勝つときは完全に圧勝して、負けるときはあっけないって感じなんだよね。ナリタブライアンは他の競争相手と戦うよりも、その時々の能力を示すことにしか興味がなかったんじゃないかな。レースよりもタイムトライアルみたいな感じで、彼のスタイルはいつも独走だったんだよ。

 

炎馬: 皐月賞では3馬身差、ダービーでは5馬身差、菊花賞では7馬身差だったんだよね。三冠レースではどんどん差を広げていったんだ。相手のことなんて関係ないみたい。勝てばいいって感じじゃなくて、勝負には無関心で、ただ自分の能力を見せつけることにしか興味がなかったんだよ。

 

氷馬: 同時代の他の馬たちを圧倒しながらも、最終的には競い合う相手やライバルには出会えなかったナリタブライアンは、まさに孤高のヒーローって呼べるかもしれないね。

1991年5月3日生 牡 黒鹿毛
父 ブライアンズタイム
母 パシフィカス(父 Northern Dancer)
馬主/山路秀則
調教師/大久保正陽(栗東)
生産牧場/早田牧場新冠支場(北海道・新冠町)
通算成績/21戦12勝
主な勝ち鞍/94有馬記念(GI)
       94菊花賞(GI)
       94日本ダービー(GI)
       94皐月賞(GI)      
       93朝日杯3歳S(GI)
       95・96阪神大賞典(GII)
       94スプリングS(GII)
       94共同通信杯4歳S(GIII)
馬名の由来:冠名+父名の一部

 

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