炎馬: ねえ、知ってる?1990年代半ばにアメリカから来た素晴らしい競走馬がいたんだよ。
氷馬: ほんと?どんな馬だったの?
炎馬: ヒシアマゾンは阪神3歳牝馬Sを5馬身差で勝って、3歳時には重賞6連勝を達成したんだよ。さらに、桜花賞馬のオグリローマンにも勝ち、オークス馬のチョウカイキャロルにも競り勝って、エリザベス女王杯を制したんだ。
氷馬: すごい!それは幻の牝馬三冠馬"って呼んでもよさそうだね。
炎馬: うん、有馬記念では牡馬ナリタブライアンに次ぐ2着になり、ジャパンCでも日本馬最先着の2着に入ったんだよ。牡馬や世界的な強豪と競っても全然見劣りしなかったんだ。
氷馬: すごく強い馬だったんだね!それに、クリスタルCの話、すごく面白そう。何があったの?
炎馬: クリスタルCでは、その馬がすごい追い込みで逃げ粘るタイキウルフを抜いたんだよ。本当に驚異的なスピードで、最後の100メートルで一気にゴールに向かったんだ。競走馬としては極限の力を見せた瞬間だったみたい。
1991年3月26生 牝 黒鹿毛
馬主/阿部雅一郎氏
生産者/Masaichiro Abe(米国)
通算成績/20戦10勝
主な勝ち鞍/94エリザベス女王杯(GI) 93阪神3歳牝馬S(GI) 95京都大賞典(GII)
95オールカマー(GII) 94ローズS(GII) 94ニュージーランドT4歳S(GII)